ニュース 社会 作成日:2012年11月13日_記事番号:T00040423
台東県の離島、蘭嶼で放射線量の測定に招かれた日本人専門家がバイク事故で骨折する大けがを負ったにもかかわらず、台湾側が一時救急支援を拒否していたことが分かり、波紋を広げている。
けがをした加藤教授に付き添っている中生教授。加藤教授は右大腿(だいたい)骨折で1週間の入院が必要だという(12日=中央社)
13日付自由時報によると、首都大学東京の加藤洋准教授は11日午後、放射線量の測定を終え、レンタルバイクで蘭嶼空港に向かう途中に転倒し、骨折する大けがを負った。蘭嶼衛生所での診察で、台湾本島への移送が必要と診断されたたため、同行した桜美林大学の中生勝美教授が台湾側の核能資訊中心(原子力情報センター)に支援を求めたが、外国人は離島からの緊急医療搬送の対象にならないとの理由から「自分でなんとかしてほしい」と支援を断られたという。
中生教授は「最終的に行政院原子能委員会(原能会)の招請状を盾に立法委員に支援を求め、ようやく行政院衛生署長の同意を得て、ヘリで本島へ搬送できた」と説明。その間、原能会からは見舞いの電話もなかったと不満をあらわにした。
一行は蘭嶼の放射性廃棄物貯蔵施設で放射性廃棄物入りのドラム缶の検査が閉鎖された負圧環境で行われていなかったと指摘された問題で、第三者の立場から放射線量の測定を行うため、台湾側の招きで現地入りしていた。
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