ニュース 社会 作成日:2012年11月14日_記事番号:T00040445
中華郵政はあす(15日)から、発送期日を15日〜30年後に指定できる「未来郵便」サービスを開始する。
未来郵便サービスは全土23局で受け付けを開始する(13日=中央社)
これは台北城市科技大学が昨年行った、新入生に将来の夢を記した手紙を4年後の自分に宛てて出すというイベントにヒントを得て新たに立ち上げたもの。台湾でも学校の卒業時にタイムカプセルを埋める習慣があるため、需要があると見込む。
このサービスにより、半年後の自分に手紙を出したり、将来大人になった我が子にメッセージを送ったり、自分が亡くなった後に残された親しい人に思いを伝えることが可能になる。
城市科技大学の今年の新入生も早速あす、卒業前の自分に向けて手紙を出す予定で、「料理人になりたい」「発明王になりたい」などといった思い思いの夢を手紙に書き込んだ。
なお「未来郵便」は書留のほか小包でも発送可能だ。郵送費に加えて処理・保管費用が必要で処理・保管費用は発送日までの期間が長いほど高くなる。
例えば3年後に書留郵便を送りたい場合は郵送費25台湾元に150元の処理・保管費用が、30年後に向けて長さ90センチ以上の小包を送る場合は120元の郵送費に3,750元の処理・保管費用がかかる。
また現金や宝石など貴重品を送る場合は内容物の価値を申告する必要があり、1品目当たりの価値の上限は5万元だ。
ちなみに同様のサービスは中国でも行われており、恋人同士や新婚夫婦の利用が人気となっているそうだ。ただ、恋人に向けて「未来郵便」でラブレターを出した後に別れ、その5年後のクリスマスに、既に結婚した相手に届いて離婚させる羽目になったというケースもあったようで、利用の際の送り先には慎重になった方がよいようだ。
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