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女性検察官が収賄、ゲーム業者から2200万元


ニュース 社会 作成日:2012年11月14日_記事番号:T00040446

女性検察官が収賄、ゲーム業者から2200万元

 台湾高等法院検察署の女性検察官、陳玉珍容疑者(50)が過去7年間にわたり、ゲーム業者の施永華氏から2,200万台湾元(約6,000万円)の賄賂を受け取り、両親の口座を使って株式や住宅への投資を行うなどしていたことが分かり、最高法院検察署特別偵査組は13日までに収賄などの疑いで陳容疑者の身柄を拘束した。業者の依頼を受け、陳容疑者はゲーム業者関連の事件を自らが担当するように工作していたもようだ。14日付蘋果日報が伝えた。


殺人事件現場を訪れた08年当時の陳容疑者。重要事件なども担当しており、逮捕に同僚らからは驚きの声が上がった。(13日=中央社)

 身柄拘束を受け、法務部は直ちに陳容疑者の職務停止を決めた。女性検察官が収賄で拘束されたのは過去に例がない。

 ゲーム業者は昨年2月からメディアや検察当局に対し、陳容疑者から賄賂を要求されたと告発していた。検察は十分な証拠をつかめずにいたが、問題のゲーム業者の事件をすべて陳容疑者が担当し、いずれも不起訴処分になっていたことがその後の調べで判明した。

 監察院によると、陳容疑者は夫妻で不動産10物件、預金579万元、証券737万元相当を保有していた。

 陳容疑者の弁護人は「証拠不十分で、検察はゲーム業者の主張のみに頼り捜査した」と批判した。