ニュース 政治 作成日:2012年11月16日_記事番号:T00040498
中国で習近平総書記を中心とする新たな最高指導部が発足したことを受け、台湾の馬英九総統は15日、習近平総書記、胡錦濤前総書記にあてた祝電を送り、中国側からも感謝の返電が届いた。16日付自由時報が伝えた。
馬総統は祝電で「国共両党は1992年の共通認識(92共識)に基づき共に努力し、過去60年にない平和と安定を達成した。引き続き両岸(中台)が交流を深め、関係機関の相互設置など重大な問題で大きな成果が得られることを期待する」と指摘。
習総書記は「現在両岸関係は平和的発展という良好な局面を迎えており、両党は歴史的なチャンスを生かし、両岸関係が平和的発展を遂げるための政治、経済、文化、社会の基礎を固め、共に中華民族の美しい未来を切り開こう」と呼び掛けた。
電文内容はともに「一つの中国、それぞれの解釈」という「92共識」を改めて確認する内容となっている。
これまでも国民党と中国共産党による電文交換は、中国と台湾が「一つの中国」の枠組みの中で、共産党と国民党による分割統治状態にあるという認識に基づき、政府間ではなく、党内ポスト名義とするのが慣習化しており、今回も馬総統は「国民党主席」の肩書を使い、日付も民国紀元ではなく、西暦とした。中国側の返電も「台北 中国国民党中央委員会」にあてた形となっている。
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