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タクシー運転手の月収、「実質1.2万元」と悲鳴


ニュース 運輸 作成日:2012年11月16日_記事番号:T00040501

タクシー運転手の月収、「実質1.2万元」と悲鳴

 交通部が15日発表したアンケート調査によると、タクシー運転手の昨年の平均月収は4万2,653台湾元(約12万円)で2009年より5,173元増加した一方、営業時間は9.7時間、客を載せていない空車時間は3.4時間でともに同0.2時間減少し、労動状況が改善している結果となった。これについて、計程車客運商業同業公会全国聯合会の陳灯理事長は、ガソリン代1万9,000元や維持費を差し引くと月1万2,000元ほどしか残らないと実情を訴えた。16日付蘋果日報が報じた。

 陳理事長は、この2カ月の景気冷え込みで、質屋の借金返済がままならず、生活用品も手元にない者まで出ていると指摘。交通部に対し、タクシーの絶対数を減らす以外に救済方法はないと主張した。

 交通部は、収入増の調査結果が出ており、タクシー台数減少は適切でないと反論した。同調査は2年に1度実施しており、今年は3~6月にタクシー運転手2万人から有効回答8,279件を得た。