ばら積み海運大手、裕民航運は15日、パナマックス型のばら積み貨物船（８万3,800重量トン級）を２隻建造すると発表した。大島造船所に19億台湾元（約53億円）で発注する。2014年引き渡し予定の同じクラス２隻の新造船発注の選択権（新造船オプション）も手に入れた。今年の建造は７隻で83億元に上る。16日付経済日報が報じた。
ばら積み貨物船は主に、鉄鉱石や石炭、穀物などを輸送するが、過去２年は需要が低迷、新船舶の供給過剰で、市場が崩壊していた。業界関係者は、今年がばら積み貨物景気の底で来年から回復に向かい、早ければ13年末か14年に運賃も上昇すると予測した。
