ニュース 政治 作成日:2012年11月19日_記事番号:T00040521
英経済誌「エコノミスト」(最新号)は、台湾の馬英九総統の支持率が就任5年以来の失政で過去最低の水準にまで落ち込んでいるとして、「無能な馬英九(Ma the bumbler)」という見出しの痛烈な批判記事を掲載した。
同記事は台湾内外で注目を集め、中国共産党大会などの重要トピックを押しのけて、既に3日連続で注目度ナンバーワンを維持している(エコノミストウエブサイトより)
19日付自由時報によると、記事は台湾人の生活の質が改善せず、賃金水準が10年前に逆戻りし、中国との海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)では不動産価格の高騰を招いたなどと指摘し、馬総統を「無能な存在」だと断じた。
記事は「台湾経済は欧米経済の影響を受けてはいるが、馬総統の姿勢も責任を免れない。馬総統は強硬になるべきときに強硬にならず、反対を浴びると政策もころころ変わった」と馬総統の指導力のなさを批判した。
これに対し総統府は、「内外の政治経済情勢は変化が大きく、政権運営チームは引き続き検討を進める。馬総統も成果に満足しておらず、積極的に改善に取り組み、全力を挙げて台湾を早急に低迷から脱却させたい」と述べた。馬総統は17日、同誌に反論の投書を行う方向で調整するように外交部に指示した。
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