ニュース 運輸 作成日:2012年11月19日_記事番号:T00040528
台湾高速鉄路(高鉄)の欧晋徳董事長は18日、電力コストの上昇圧力が高まっているため、来年にも運賃引き上げの検討に入ると表明した。同社の運賃引き上げが実現すれば2007年の開通以来初めて。値上げ幅は約6%に上るとみられ、台北~左営(高雄)間は85台湾元(約240円)増の1,575元、台北~台中間は40元増の740元になる見通しだ。19日付自由時報などが報じた。
欧董事長は、高鉄を利用したツアー数を増やして乗車率を上げ、値上げを最小限に押さえたいと語った(18日=中央社)
欧董事長によると、電気料金の値上げでここ半年で電力コストが前年同期比7,000万元増加している。
高鉄の運賃は政府との建設・運営・譲渡(BOT)契約により、政府が承認した基本料率に高鉄が最高20%の調整を加えて決定するが、基本料率は消費者物価指数(CPI)が累計で3%上昇した場合に引き上げられ、毎年4月1日に高鉄に通知されることになっている。同料率は09年に交通部が値上げを承認したが、当時は世界金融危機の最中にあり、運賃値上げは見送られていた。
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