ニュース 金融 作成日:2012年11月19日_記事番号:T00040530
台湾の外国為替銀行(DBU)での人民元建て預金の解禁が迫る中、彰化銀行は同定期預金について年利を2〜3%とすることを既に内部決定している。同行はこれについて「DBU顧客を対象とするキャンペーン金利」と強調しており、第一商業銀行や華南銀行も年利2%以上で追随するとみられる。このほか日盛銀行も、1年もの定期預金で50万人民元(約650万円)以上の預金の場合は年利を3.5%に、5,000万人民元以上の場合は4%に設定することを計画している。19日付工商時報が報じた。
中台間の為替清算合意に基づき、台湾における外国為替指定銀行で11月1日に予定されていた人民元業務の全面解禁は、中国共産党第18回党大会の影響で中国の清算行決定が遅れ、延期となっている。しかし関係者によると、今週中にも中国銀行台北支店が台湾における清算行に指定され、年内に人民元清算業務が始動、来年から人民元建て預金の全面解禁が実現する見通しだ。
なお台湾におけるDBUでの人民元建て預金解禁に向け、オフショア銀行部門(OBU)の人民元預金では、スタンダード・チャータード銀が9月に相場を上回る2.5%の定期預金金利を打ち出し、シティバンク(花旗銀行)も10月に最高2.68%とするなど、年利を引き上げる動きが出ている。
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