台湾ケンタッキーフライドチキン（ＫＦＣ）は19日、台湾進出25年で初めて、100台湾元（約280円）でおつりがくるセットメニュー割引を発表した。空揚げチキンサンドとクリスピーチキン、コーラなど飲料（Ｍサイズ）の通常156台湾元を37％引きの98元で12月16日まで提供する。朝食メニューの時間帯、配達は割引対象外。20日付蘋果日報が報じた。
台湾ケンタッキーは現在、台湾全土に130店を構え、空揚げチキンサンドは１日平均約１万個、チキンは同10万個売れる人気商品だ。今回のセットメニュー導入で、業績２割成長を見込む。
消費者は、通常セットでは物足りず、チキンを加えると200元近いので、今回の100元セットはお得感があると語った。
業界関係者は、非需要期に当たる上、不景気の影響で、各店の業績は横ばいまたは小幅成長にとどまる程度と指摘した。こうした中、台湾マクドナルドが昼・夜の時間帯に特別価格で集客を伸ばしている。
