ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年11月20日_記事番号:T00040558
鉄筋大手の豊興鋼鉄は19日、鉄スクラップ買取価格と鉄筋価格を1トン当たり300台湾元(約830円)引き上げた。鉄筋価格の引き上げは10月下旬以降4回連続で、この間の価格上昇幅は約7%に達しており、鉄筋製品市場の底打ちからの回復がうかがえる。今後、東和鋼鉄企業(東鋼)や威致鋼鉄、海光企業など鉄筋、棒線メーカーも値上げに追随する見通しだ。20日付工商時報が報じた。
豊興の1トン当たりの新価格は、▽鉄スクラップ、1万400元▽鉄筋、1万8,400元──。形鋼は同2万200元に据え置いた。
同社は値上げ理由について、国際鉄スクラップ価格の上昇を挙げた。鉄スクラップ価格は現在、米国のコンテナ積みが5ドル上昇の1トン当たり375米ドル、日本のH2が15米ドル上昇の同365米ドル。
業界関係者は今後の鉄筋需要見通しについて、公共および民間で年度末を前に建設工事を急ピッチで進めることから、需要改善と価格上昇が見込まれると指摘した。
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