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中油が偽ガソリン事件で謝罪、賠償は行わず


ニュース 石油・化学 作成日:2007年11月30日_記事番号:T00004056

中油が偽ガソリン事件で謝罪、賠償は行わず


 台湾中油加盟のガソリンスタンドで、メタノールが混ざった偽ガソリンが販売されていた事件で、台湾中油は29日消費者に対し謝罪を行い、また、問題となった台北市万芳路の「恒加加油站」に賠償を求める消費者を支援するサービスセンターも開設すると発表した。

 曹明同社副総経理が、「裁判で中油の過失が明らかになるまでは賠償を行えない」と語ったことに対し、消費者文教基金会は、「同スタンドは9月から消費者より苦情が寄せられていたにもかかわらず、違法な業者が1カ月以上も中油の商標を使い続けたことを見過ごしており、連帯賠償の責任を負うべきだ」と不満を表明した。

 経済部能源(エネルギー)局では、12月から、▽価格が異常に安い▽競争が激しい地域▽過去に問題を起こしたことがある▽消費者から通報があった──などのガソリンスタンド約500カ所で抜き打ち検査を実施し、違法業者リストを公開する予定だ。30日付聯合報が報じた。