ニュース その他分野 作成日:2012年11月21日_記事番号:T00040578
モルガン・スタンレーは20日、2013年の台湾域内総生産(GDP)成長率の予測値を2.9%と発表した。台湾は先進国の動向によって影響を受けるとの見方だ。21日付工商時報が報じた。
ヨアキム・フェルス同社グルーバル経済主席アナリストは、台湾の来年のGDP成長率が長期平均値を下回る理由として、▽世界的に拡大する中産階層の消費者を引き付けるブランドが育っていない▽企業が整合性に欠けた経営モデルを採用しており、転換スピードが緩慢過ぎる▽欧米・日本が51%と、輸出先が過度に先進国に集中している──の3点の問題点を挙げた。
なお台湾の来年のGDP成長率は、いわゆる「アジア四小龍」の中では香港の3.8%、韓国の3.7%に次いで、シンガポールの2.3%は上回る予測だ。
モルガン・スタンレーは来年の世界全体のGDP成長率については、「夕暮れ時(トワイライト・ゾーン)」を迎え今年並みの3.1%になるとの予測を示した。復調への鍵は欧州債務問題や米国の財政の壁(米国の緊縮財政)問題の解決、中国および日本での政治指導部の確立、インドが経済改革を継続できるか否かなどにかかっているとの見方だ。
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