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液晶テレビ用パネル価格上昇、奇美電・AUOが黒字転換も【図】


ニュース 電子 作成日:2012年11月21日_記事番号:T00040595

液晶テレビ用パネル価格上昇、奇美電・AUOが黒字転換も【図】

 中国でテレビ用液晶パネル需要が高まっており、パネル価格の大幅な上昇につながっている。市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの調査によると、11月下旬の液晶パネル価格は32、42インチで1〜2米ドル、39、50インチでは2〜5米ドル上昇しており、テレビ用の下半期上昇幅は2%となっている。これを受けて奇美電子(チーメイ・イノルックス)および友達光電(AUO)のパネル大手2社は第4四半期に黒字転換する可能性が出ている。21日付工商時報が報じた。

 液晶モニター用パネルの需要は依然低調で、24、27インチ製品は11月、前半と後半でそれぞれ1米ドル下落。23インチも0.5米ドルの下落となっている。その他のサイズは横ばいが続いている。

 また、11月のノートパソコン用パネル価格は0.2〜0.5米ドルの下落が見込まれ、特に超薄型のウルトラスリムパネルは0.5米ドル以上落ち込むとみられる。第4四半期は新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows 8)」搭載ノートPC向け需要に恩恵を受けるものの旧機種の在庫消化も進むため、ノートPCパネル価格には依然下落圧力が掛かっている状態だ。