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中華電信、米R&Hと合弁で覚書【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年11月22日_記事番号:T00040607

中華電信、米R&Hと合弁で覚書【表】

 中華電信は21日、米映画特撮大手のリズム&ヒューズ(R&H)と合弁会社を設立することで覚書に署名を行った。呂学錦・中華電信董事長によると、R&Hは今後、世界6カ所の特殊効果スタジオを結ぶクラウドコンピューティング業務をすべて台湾に移転するという。22日付工商時報が報じた。


R&Hは、アカデミー視覚効果賞を2度、アカデミー科学技術賞を4度受賞しており、中華電信との調印式には創設者のジョン・ヒューズ氏(右4)も訪れた(中華電信リリースより)

 合弁会社の具体的な投資額については発表されなかったが、折半出資を原則とし、R&Hは同社が保有する特撮技術を出資に当てる方針だ。

 なお双方は昨年、R&Hの技術と中華電信の通信設備などを結び付けた「世界視覚特殊効果クラウドコンピューティングセンター(CAVE)」を設立しており、既に李安監督の最新作『ライフ・オブ・パイ』などで活用されている。今後は両社の提携を通じて台湾の特殊効果産業を統合し、かつてハイテク業界でファウンドリーが果たしたような役割を担い、台湾のソフト面における国際的な競争力を高めたい考えだ。

 また呂董事長は、双方は中国沿海都市に特殊効果スタジオを設置し、共同で中台および華人映画市場を開拓する計画もあると明らかにした。