ニュース 医薬 作成日:2012年11月22日_記事番号:T00040608
台湾人は「薬好き」として知られるが、不要になって捨てられる医薬品もかなりの量に上るようだ。台北市衛生局が2010年4月〜11年12月に行った調査によると、地域コミュニティーの薬局に設置された回収箱に廃棄された医薬品はこの20カ月で26トンに上り、同市の人口から類推すると全土で昨年1年間に少なくとも136トンが捨てられていた計算だ。これを積み上げれば台北101ビル5棟分になるという。22日付聯合報が報じた。
捨てられる医薬品のうち最も多いのは風邪薬で、年間18万トンに上るとされる。これに漢方薬(粉)の15トン、胃腸薬の10トンが続く。このほか▽皮膚外用薬▽痛み止め薬▽保健食品▽ビタミン剤▽高血圧薬▽糖尿病治療薬▽高脂血症薬──なども多いという。
ほとんどが服用期限切れや変質により廃棄されるそうで、中には服用期限を3年も過ぎているものが回収箱から見つかったこともあったという。廃棄するのは主に慢性病を患う50歳以上だそうだ。
薬を廃棄する際の注意点について薬剤師は、個体の場合はアルミの包装を取り外してジッパー付きの袋に入れ、液体の場合はティッシュなどに吸い取らせてから捨てるよう提言している。
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