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ケイ酸カルシウム板の恵普、台北港に第2工場計画


ニュース その他製造 作成日:2012年11月22日_記事番号:T00040611

ケイ酸カルシウム板の恵普、台北港に第2工場計画

 国産実業集団傘下で、建材のケイ酸カルシウム板最大手、恵普(ウェルプール)の張世宗董事長は21日、台湾、中国および海外市場の見通しを好感するとともに、製品ラインの調整および製造工程の改良により来年は生産ライン稼働率が10〜15%上昇するとの見方を示した。その上で来年は7億台湾元(約20億円)以上を投じ、台北港(新北市八里区)に第2工場を設置すると表明した。22日付工商時報が報じた。

 倪勇同社総経理によると、現在台湾におけるケイ酸カルシウム板需要は年間約35億〜40億元で、台湾製と輸入品が50%ずつを占める。ウェルプールの市場シェアは約20%で昨年の売上高は6億7,000万元。今年は1〜10月の時点で既に6億2,600万元となっている。

 同社は来年度、天井板事業の強化を図る方針で、先ごろ日本のエーアンドエーマテリアル(本社・横浜市、中村勇二社長)と提携を結んだ。台湾、中国、欧州、日本に向けた天井板の生産・販売で協力する計画だ。

 なお同社は12月18日に株式の店頭公開を行う予定だ。