ニュース 政治 作成日:2012年11月23日_記事番号:T00040623
働く女性で構成するNGO(非政府組織)のBPWインターナショナルが台湾で開かれるアジア太平洋地域年次総会にチベット仏教の精神的指導者、ダライ・ラマ14世の招待を計画したところ、台湾外交部が「時期が適切ではない」として拒否していたことが分かった。これについて、野党民進党からは馬英九政権が中国の圧力に屈したと批判の声が上がっている。23日付自由時報が伝えた。
立法院外交委員会で民進党の陳亭妃、蔡煌瑯立法委員は、ダライ・ラマ訪台を拒否した馬政権を「臆病者」と攻撃した。
これに対し、柯森耀外交部次長は「外交部の職権に属する事項であり、中国を含むいかなる圧力も受けていない」と強調。行政院大陸委員会(陸委会)の劉徳勲報道官は「陸委会として確かに意見は述べたが、『中国を怒らせる』といった考えはなかった」と説明した。
ダライ・ラマは李登輝政権下の1997年に初めて台湾を訪問し、陳水扁政権下の2001年にも訪台を果たした。当時台北市長だった馬英九総統はダライ・ラマと会見後に「台北市は永遠にダライ・ラマを歓迎する」と語っていた。その後、09年には水害に見舞われた南部の自治体首長が共同でダライ・ラマを招き、3回目の訪台を果たしたが、活動が「宗教活動」に限られ、馬総統や与党国民党関係者は会見を避けた経緯がある。
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