正イ精密工業（フォックスリンク、イは山の下に威）傘下のメモリーモジュール大手、勁永国際（パワー・クオシェント・インターナショナル、ＰＱＩ）は22日、無線ＬＡＮ（Wi−Fi）機能をサポートするＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの応用製品を発表した。張仲英・同社総経理は「今後、モバイル機器が市場の主流となることは確実で、当社はフォックスリンクと協力して事業の転換を図る」と語った。23日付工商時報が報じた。
ＰＱＩは２年前にフォックスリンクの出資を受けて以降、製品ラインの調整を進めており、張総経理は「汎用ＤＲＡＭモジュールから撤退して特殊ＤＲＡＭモジュールに転換するほか、本業のストレージ製品では全面的にＮＡＮＤ型フラッシュメモリ応用製品に注力する」と語った。
さらに無線ＬＡＮストレージ、モバイルバッテリー、ワイヤレスマルチメディア関連、モバイル機器周辺製品を重点分野とする方針で、「来年は再出発の年となる」と述べた。
また同社は今年、香港でアップル製品の専売店を展開する中旋公司を買収しており、今後も東南アジア、南アジアを含む小売事業への投資を強化する方針とされる。
