ニュース 石油・化学 作成日:2012年11月26日_記事番号:T00040661
台湾中油(CPC)はこのほど、川下メーカーに来年供給するエチレンなどの価格の計算公式を固め、加重平均時のスポット価格の構成比率が35〜70%に引き上げられることが決まった。CPCの第6ナフサ分解プラント(六軽)による増産でスポット価格は低下が予想され、川下の台聚集団(USIグループ)、東聯化学(OUCC)、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)にとってはコスト低下要因となりそうだ。25日付経済日報が伝えた。
CPCは来年、エチレンを年72万トン増産する予定で、エチレンやプロピレンは台湾での需要を十分に賄え、輸出が常態化すると見込まれる。この結果、スポット価格は下落が予想され、川下メーカーには有利な状況が生まれそうだ。
台聚集団は「欧州は市況回復が望めないが、米国と中国の経済情勢は改善が続いており、来年の石油化学市場は徐々に好転することが見込まれる。ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)は需要の底から回復するとみられ、経営難から脱却できそうだ」と指摘した。
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