ニュース 金融 作成日:2012年11月27日_記事番号:T00040677
中央銀行が26日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は前年同月比3.57%、市場の資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同3.29%で、13カ月ぶりにM1Bの伸びがM2の伸びを上回る「ゴールデンクロス」に転じた。27日付工商時報が報じた。
通常、ゴールデンクロスの状況下では株式市場が活性化する。しかし中央銀行は、M1B伸び率上昇は比較対象の前年の数値が低かったことが主因で、株式市場が回復するかどうかは観察が必要との見方だ。
一方、M2の伸び率は2008年10月以来最低だった。保険商品やオープンエンド型投資信託など預金以外の商品に資金が流れたことが主因だ。中央銀行経済研究処の陳一端副処長は、1~10月の平均M2伸び率は4.32%で、今年の経済成長率予測1.13%を考えれば資金は十分足りるとの見方を示した。
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