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鴻海の超大型テレビ、中国大手2社が発注検討【表】


ニュース 家電 作成日:2012年11月27日_記事番号:T00040687

鴻海の超大型テレビ、中国大手2社が発注検討【表】

 鴻海科技集団(フォックスコン)が進めている60インチ超大型テレビの低価格戦略が注目を集める中、同グループは中国6大テレビブランドのうち2社から液晶パネルの供給および組み立てについて引き合いを受けているようだ。これにより鴻海の超大型テレビにパネルを供給する堺ディスプレイプロダクト(SDP、旧シャープディスプレイプロダクト)は来年、月産能力を8万2,800枚(第10世代ガラス基板投入枚数、60インチテレビ800万台分に相当)へと約15%拡充すると市場ではみられている。27日付蘋果日報が報じた。

 鴻海の超大型テレビの低価格戦略は、同グループが出資するSDPの生産ライン稼働率引き上げを目的としており、米ビジオ(Vizio)の提携による北米での販売や台湾での大手通信キャリアとの抱き合わせ販売により、SDPの稼働率は70〜80%に上昇している。こうした中、SDPは最終的に月産12万枚まで生産能力を増強する考えとされる。

 なお市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの張小彪・副総経理は、鴻海は今後70〜80インチ製品も投入することになるが、最終的な目標は広大な市場を持つ中国ブランドとの提携だと指摘した。