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上緯主導の苗栗・洋上風力発電所、18年までに発電機30基設置


ニュース 公益 作成日:2012年11月28日_記事番号:T00040703

上緯主導の苗栗・洋上風力発電所、18年までに発電機30基設置

 アジア最大の耐腐食性樹脂メーカー、上緯企業(SWANCOR)は27日、中国鋼鉄(CSC)および重電メーカーの中興電工機械などと共同で苗栗県竹南鎮の沖合に洋上風力発電所を建設する計画を10月末に政府に提出したことを明らかにした。上緯の蔡朝陽董事長によると、2018年までに風力発電機30基を設置する予定で、総発電量は108メガワット(MW)に達する見通しだ。総投資額は100億台湾元(約280億円)を超えるという。28日付工商時報が報じた。

 経済部は現在「風力発電機(陸上・洋上)1,000基」設置計画を進めており、10月末まで民間業者から補助金申請を受け付けていた。

 経済部能源局の「離岸風電試弁弁法」によると、民間業者による風力発電機4基、台湾電力(台電)による2基の設置を計画しており、補助総額は17億元に上る。上緯の計画では15年までに苗栗沖でまず2基を設置する予定だ。

 なお政府の関連補助プランによると、今後風力発電所は1キロワット時(kWh)当たり5.56元の固定価格で台電と20年間の売電契約を結ぶことが可能で、発電機1基当たり年間1億5,000万元の収益が見込めるという。