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「マネジャーが幸福な産業」、金融業が首位=中華徴信所【表】


ニュース その他分野 作成日:2012年11月29日_記事番号:T00040727

「マネジャーが幸福な産業」、金融業が首位=中華徴信所【表】

 信用調査会社、中華徴信所はこのほど、主要50産業の企業マネジャー約1,236人に対し、▽報酬▽業務内容▽福利厚生▽昇給のチャンス▽業務の達成感──を調査し、会社の財務状況を加えて評価して指数化した「産業幸福指数」を発表した。これによると「幸福指数」が最も高かった業界は金融業だった。また幸福指数が最も高い企業は台湾積体電路製造(TSMC)となった。29日付聯合報が報じた。

 また、産業別2位以下は▽航空・運輸▽自転車▽貿易▽不動産──となり、最下位は紡織業となった。また企業別2位以下は▽王品▽鴻海精密工業▽統一企業(ユニプレジデント)▽中華電信──と続いた。

 なお企業別ではトップにTSMC、3位に鴻海が入ったハイテク産業だが、産業別では10位以内に姿を見せておらず、半導体産業のワースト2位を始め、ほとんどがワースト10位内に入った。これについて中華徴信所は「台湾のハイテク産業は受託生産が中心のため利益率が低い上、従業員の就業時間が長く、無給休暇や突然の解雇などもみられるため」と指摘した。

 同調査は4月にも実施されており、全体の幸福指数は前回の7.26ポイント(10点満点)から7.19ポイントに低下。下半期の景気低迷を受けたものとみられる。