華碩電脳（ＡＳＵＳ）の林宗リョウ・世界副総裁（リョウは木へんに梁）は28日、専用ドックに収納すればタブレット型パソコン、キーボードを接続すればノートＰＣとして使える同社独自のスマートフォン「PadFone2」が台湾市場で発売１カ月で２万5,000～３万台売れたと述べた。同社の携帯電話で最も良い売れ行きだという。29日付工商時報などが報じた。
期間限定の新色はクリスマスプレゼントにもぴったりだ（ＡＳＵＳリリースより）
ＡＳＵＳは同日、ＩＴ（情報技術）製品展示即売会「資訊月（インフォマンス）」開催に合わせ、新色のパールホワイトを12月１日に発売すると発表した。来年１月20日までの期間限定だ。来年第２四半期までに既存のブラックと合わせ、台湾販売15万台を目標に定める。
林副総裁によると、PadFone2は台湾のほか、東南アジア、欧州など20カ国・地域で販売しており、売れ行きは予想以上だ。記憶容量が最大の64GB（ギガバイト）モデルなどは供給が逼迫（ひっぱく）しており、台湾市場の需要を優先するため他地域の分を充てる可能性もある。
