ニュース 社会 作成日:2012年11月30日_記事番号:T00040749
新北市の温泉地、烏来(ウーライ)温泉の引き湯用共同パイプライン埋設工事に血税2億3,600万台湾元(約6億6,600万円)以上が投じられたにもかかわらず、どの入浴施設にも利用されず、単なる無駄遣いになっていると30日付蘋果日報が報じた。共同パイプライン設置は景観改善が目的だったが、ホテルや旅館などが各自勝手に設置した引き湯用パイプラインが何十本も南勢渓の上をまたいだままだという。
2002年から当時の台北県政府(現・新北市政府)が3期に分けて引き湯用の共同パイプラインや貯湯タンクを設置し、それぞれの入浴施設に湯を引くための配管工事を行い、09年に完成した。だが、これまで全く使われていない状況だ。
陳国君・新北市観光旅遊局長は29日、10年12月の直轄市昇格後から同局が引き継いだが、漏水など補修が必要なトラブルが相次いでおり、正式な供用開始は来年7月の計画だと弁明した。
同局はパイプライン保護のため、来年さらに1,590万元を追加で投じる予定だ。江永昌新北市議(民進党)は「パイプから漏れているのは温泉の湯でなくて、市民の血税だ」と批判した。
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