ニュース 金融 作成日:2012年11月30日_記事番号:T00040756
生保の全球人寿保険(トランスグローブ・ライフ、TGL)が台北市内湖区で美孚建設と共同で推進した三陽工業(SYM)工場跡地再開発事業に絡み、全球人寿がビル物件を米EFTグループの台湾子会社に売却した際、不正なリベートの授受があった疑いが浮上し、台北地方法院検察署は29日、関係先を家宅捜索した。事件の行方によっては全球人寿による国華人寿保険の買収にも影響が出ることが懸念される。30日付経済日報が伝えた。
全球人寿保険に100%出資する親会社「中瑋一投資」には美孚建設の彭誠浩董事長の息子、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)の林伯豊董事長の娘が出資している。
検察は彭董事長らから証人として事情を聴いた。彭董事長は「合法的な取引であり、リベートは存在しない」として、背任の疑いを否定した。
これについて、金融監督管理委員会(金管会)は29日、全球人寿による国華人寿一括買収の手続きを続行するとしたものの、「今後大株主の適格性にかかわる問題が浮上した場合、金管会は最高の基準で事案を処理する」と表明した。
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