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中正紀念堂の「大中至正」、4日にも撤去へ


ニュース 政治 作成日:2007年12月3日_記事番号:T00004077

中正紀念堂の「大中至正」、4日にも撤去へ


 杜正勝教育部長は11月30日、台北市の台湾民主紀念園区(中正紀念堂)の正面楼門に掲げられた故蒋介石総統をたたえる「大中至正」の文字と、建物本体の「中正紀念堂」という表示の撤去作業を4日にも開始する方針を明らかにした。1日付聯合報が伝えた。

 これに対し、台北市政府は撤去を阻止するための仮処分を申請していたが、台北高等行政裁は同日、申請を認めない決定を下した。ただ、台北市は市文化局と行政院文化建設委員会はいずれも中正紀念堂の主管機関であり、中央政府が台北市の同意を得ずに撤去を強行するのは違法だと主張している。

 一方、台北市政府による仮処分が認められなかったことについて、陳水扁総統は遊説先の台南市で「中央政府と教育部は勝利した」と述べた。
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「過去の歴史は歴史として保存すべきだ」という撤去反対論も根強いが、陳政権はまたも強行突破の構えだ。(1日=YSN)