ニュース 金融 作成日:2012年12月3日_記事番号:T00040781
製紙大手の永豊餘投資控股(YFY)は、台湾の上場企業としては初めて、オフショア人民元建て社債(点心債)を発行する方向で準備していたが、財政部が利息の免税に同意せず、同社は起債を見送ることを決めた。3日付経済日報が伝えた。
金融監督管理委員会(金管会)は台湾企業が地場銀行のオフショア銀行部門(OBU)向けに点心債の発行を解禁し、OBUが受け取る利息には課税しない方針を示していた。しかし、財政部は課税対象になるとの認識を示し、金管会の点心債発行奨励策に冷や水を浴びせた格好となった。
永豊餘は金管会への起債申請に先立ち、財政部に文書で課税問題に関する確認を求めたところ、財政部は課税問題で金管会と異なる解釈を示したため、金管会に起債見送りを伝えたという。
金管会は財政部と協議を行ったが意見の一致には至らず、今後は金融賦税小組(小委員会)を通じ、行政院内で調整作業が進められる見通しだ。
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