製粉最大手、聯華実業は30日、台北市の天母エリアにある窯焼きピザ店「ピッツェリア・オッジ（Pizzeria Oggi）」を3,500万台湾元（約9,900万円）で買収し、台北市民権東路で２店目をオープンしたと発表した。これに伴い、同店を経営する新会社、欧奇餐飲を設立した。１日付経済日報が報じた。
「ピッツェリア・オッジ」はイタリアから輸入した小麦粉を使用して店内で作ったピザをナポリの伝統的な石窯で焼き上げる。２周年を迎えた天母店を基に客単価は400元前後、売上高は月60万～180万元の見通しで、２店で年間売上高5,000万元を見込む。来年、１～２店の出店も予定している。
聯華実業は、台北市に４店展開するオーガニック食材店「健康食彩生機円」や台中、新竹、桃園に８店ある他社と合弁の香港式飲茶料理「港籠腸粉」を合わせた３ブランド同時進出を視野に、観光地や遊園地で出店先を模索している。３ブランドで来年、同社に１億元の業績貢献が見込まれる。
同社の今年１～10月売上高は前年同期比1.69％減の32億8,000万元。第１～３四半期の純利益は11億4,000万元、１株当たり純利益（ＥＰＳ）は1.34元だった。
