ニュース 社会 作成日:2012年12月4日_記事番号:T00040803
台北市には古跡や歴史建築に指定された建築物が300カ所以上あるが、管理が不十分なケースが多い。このため、台北市文化局はこのほど「古い家文化運動計画」を開始し、保存価値がありながら老朽化が進む住宅などを対象に民間資金を導入し、文化的な用途で活用してもらう案を募っている。対象は日本統治時代の建築物が中心となっている。4日付自由時報が伝えた。
日本統治時代の食糧倉庫「1号糧倉」(台北市松山区)は、微風広場(ブリーズセンター)の後方に位置し、保存状態も良好だ(台北市文化局リリースより)
劉維公文化局長は「これまでは当局による予算編成が唯一の修復方法だったが、民間の資金と想像力を導入し、古い家屋を修復して再利用してもらうのが狙いだ」と説明した。
市文化局は台湾鉄路管理局(台鉄)、台湾銀行、国有財産局台北弁事処の協力を得て、現在使用されていない旧官舎80棟の再利用に民間資金を導入したい構えだ。申請者は建物の風貌を破壊せず、文化創造産業に活用することが条件。営業、事務、芸術文化活動のいずれに使用しても構わないが、一定の公共性を備えなければならない。
第1期募集分の20棟で、陽明山米軍宿舎9棟、万華406広場公園の輪番所、台湾省農業試験所分所長宿舎、台湾総督府鉄道部部長・鉄路局長宿舎、三井倉庫などが含まれる。
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