ニュース 建設 作成日:2012年12月4日_記事番号:T00040806
金融監督管理委員会(金管会)が生命保険業界に対し、年内の不動産購入を見合わせるよう求めたことから商業物件の売却中止が相次いでおり、新光人寿保険は3日、台北市内湖区の「内湖亜太経貿大楼B棟」の売却入札中止を決定した。4日付工商時報が伝えた。
新光人寿は入札実施当日になって中止を発表した。原因について明確な説明はないが、金管会の業界指導がある中、財務的に売却が必須ではない点、予備的な資産調整にすぎない点などを考慮し、入札中止を決めたもようだ。再入札の実施時期については未定という。
金管会の指導によって売却入札が中止された物件では、合計で200億~300億台湾元(約560億〜840億円)の売却収入が予想されていた。生保業界による今年の不動産投資総額は1,100億元前後にとどまる可能性が高まった。
今後は6日に淡海新市鎮(ニュータウン)の土地入札、20日には全坤建設開発による高級住宅物件「敦峰」(台北市敦化南路)の店舗部分の入札などが予定されているが、金管会の指導を受けた相場動向に注目が集まる。
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