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女性ドライバー専用駐車場、高速道路SAに設置


ニュース 社会 作成日:2012年12月5日_記事番号:T00040826

女性ドライバー専用駐車場、高速道路SAに設置

 車を運転する女性が増える中、交通部台湾区国道高速公路局(高公局)は4日、深夜に運転する女性ドライバーの安全を図るため、高速道路のサービスエリア(SA)に女性専用の駐車場を設けると発表した。


中山高速公路の湖口サービスエリアに設けられた女性専用駐車スペース。マークと色で目立つように工夫している(高公局リリースより)

 高公局の呉木富報道官によると、高速SAの女性専用駐車場は既に11月から中山高速公路(国道1号)の中レキ(レキは土へんに歴、桃園県)と湖口(新竹県)、フォルモサ高速公路(国道3号)の関西(新竹県)、北宜高速公路(国道5号)の石碇(新北市)と北部4カ所のSAで導入されており、年内に中部、南部6カ所に拡大する予定だ。

 女性専用駐車場はサービスエリアの売り場から近い場所に設置され、4〜6台分の駐車スペースが設けられる。このスペースには夜10時から早朝6時にかけて女性ドライバーの運転する車のみが駐車可能で、周辺には監視カメラと照明を設置し、高速道路警察も巡視を強化する。なお、女性ドライバーが駐車場に止めた自分の車に向かう際、サービスエリア内のコンビニで申し出れば、警備員の付き添いも可能だ。

 このほか高公局は、昨年から湖口、泰安(台中市)、新営(台南市)の各サービスエリアに、バスなどの職業運転手を優先とする無料の休憩所を設置している。休憩(2時間以内)を取ったり、シャワーなどの設備が使用できるこの休憩所は、利用者が毎月平均2,000人近くに上る。運転手の疲労を原因とする事故は今年1〜6月、昨年同期に比べ約30%減っていることから高公局は今後も設置を拡大する方針だ。