宏碁（エイサー）は５日、世界各国の幹部を集めた毎年恒例のキックオフミーティングを台北市で開催し、その中で2013年を「マーケティング年」と定めると宣言。王振堂董事長は、「広告、宣伝など通常の川下マーケティングに加え、製品開発の初期段階における消費者理解や市場調査など川上マーケティングを重視し、消費者の満足度向上を図る」との考えを示した。６日付聯合報が報じた。
今回のミーティングには、王振堂董事長、翁建仁世界総裁、10月に就任したばかりのマイケル・バーキン行銷長をはじめ、世界各地から200人近くの幹部が出席。来年度のスローガンとして「心に根を下ろすマーケティング」を掲げ、全力でブランド価値の再興を図る決意を表明した。
なお証券会社によると、エイサーは来年ノートパソコンの出荷目標を前年比7.7％増の約2,800万台とし、成長率では世界平均を上回ることを目指しているとされる。
