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クアルコムのシャープ出資、鴻海提携にプラス=郭董事長


ニュース 電子 作成日:2012年12月6日_記事番号:T00040872

クアルコムのシャープ出資、鴻海提携にプラス=郭董事長

 鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は5日付聯合晩報のインタビューで、クアルコムのシャープへの5%出資は、鴻海が9.9%出資する権利に影響を与えず、シャープとの提携にプラスと考えられると述べ、シャープへ出資する意義は薄れたとの市場観測を打ち消した。

 郭董事長はクアルコムによるシャープへの5%出資について、シャープから数日前に聞いていたと明かした。シャープが鴻海を提携パートナーとして尊重している証拠で、非常にありがたいと話した。

 両社の提携について、シャープはクアルコムから資金が得られ、クアルコムはシャープからの技術供与でMEMS(微少電気機械システム、メムス)技術を使った「mirasol(ミラソル)」ディスプレイのボトルネック解消が図れるため、双方に戦略上の意義があると評価した。

 さらに、両社が携帯電話、眼鏡など次世代の無線通信分野で提携することは、鴻海を含めた3社でのパネル、チップから製造までの協力につながると期待感を示した。鴻海のシャープ出資見直し交渉は続いており、来年3月までに結論が出ると述べた。