ニュース 家電 作成日:2012年12月7日_記事番号:T00040888
鴻海科技集団(フォックスコン)が手掛ける60インチの低価格液晶テレビが火付け役となり、台湾テレビブランド各社が相次いで超大型テレビの値下げを行って価格競争を激化させる一方で、液晶パネル価格は下落していないため、ブランド、組み立てメーカー、小売業者を含めたサプライチェーン全体が利益率の低下に苦しんでいる。7日付電子時報が報じた。
台湾の大型テレビ市場ではこれまで、32インチおよび42インチが主力となってきたが、最近では55インチも3万台湾元(約8万5,000円)を切る製品が登場し、主戦場に加わっている。
6日に55インチテレビを2万9,988元で発売した大同(TATUNG)は、来年の32インチの出荷比率は縮小、42インチが小幅な拡大にとどまる一方で50インチ以上の比率は大幅に拡大すると予測している。
一方で台湾の大手パネルメーカーの55インチパネルは、北米や中国へのハイシーズン向け出荷などで台湾向けは供給不足も起きており、台湾ブランドは韓国メーカーから調達している状態だ。
こうした中、大型テレビのサプライチェーンでは「販売量、話題性、購買意欲は高まっているものの、利益は予想を下回る」と懸念の声が出ている。
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