ニュース 電子 作成日:2012年12月7日_記事番号:T00040891
スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)が6日発表した11月の連結売上高は、前月比23.3%増、前年同月比31%減の212億3,000万台湾元(約600億円)だった。同社は11月に新製品を相次いで投入したが市場予測の前月比30%増より低い伸び率となった。1~11月の連結売上高は2,674億5,000万元で、前年同期比41%減。7日付工商時報などが報じた。
HTCの張嘉臨財務長は減収に見舞われた10月末、「11月の売上高は新製品投入により9月を上回る」と発言。このため外資系証券会社からは11月は240億〜250億元水準に達するとの予測も出ていたが、発売時期が11月中旬以降だったため、十分に売上高に反映しなかったものとみられる。
同社は11月、マイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)搭載の「Windows Phone 8S」と「8X」、およびグーグルのアンドロイドOS機「HTC DROID DNA」を発売した。
一方、同社が重視している中国市場では、この半年間新製品を発売していないため販売が低下している。そうした中、サムスン電子が中価格帯の「Galaxy S Duos」を投入し、アップルの「iPhone5」も12月に発売されることから同月はさらなる苦戦が予想される。
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