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ウィストロン、ブラジル工場を計画か


ニュース 電子 作成日:2012年12月7日_記事番号:T00040893

ウィストロン、ブラジル工場を計画か

 7日付電子時報によると、ノートパソコンの受託生産で世界3大手の1社、緯創資通(ウィストロン)がブラジル工場の設置を計画しており、来年第2四半期にも量産を開始するとの観測が出ている。ただ同社は6日、これについて「ノートコメント」としている。

 ウィストロンのブラジル工場設置観測は、欧米市場の景気低迷が続く中、大手PCブランドが新たな成長のけん引役としてブラジルの積極開拓を進めていることが背景となっている。

 宏碁(エイサー)も同市場を重視し、先ごろ翁建仁・世界総裁が視察に訪れた後、開拓に全力を挙げるよう指示したとされる。同社はこれを受けて、現地における主要生産パートナーである仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)への発注量と発注機種を拡大したほか、ウィストロンにブラジル工場の設置を要求したとされる。

 なお、ブラジルも最近では経済成長が鈍化しているものの、中国、米国に次ぐ世界3位のPC市場規模を持つほか、PC普及率が20~21%と欧米の70%以上に比べて極端に低いことから今後の市場の成長が期待されている。