ニュース 社会 作成日:2012年12月10日_記事番号:T00040903
台中市のある中学校で7日に開催された運動会で、1人の女子生徒がリレー競走の最中に突然倒れ、意識不明の重体に陥った。原因は心臓発作とされるが、同日、校内で「こっくりさん」のような霊を呼び出す遊び「鬼牽手」を実行した生徒がいたことが発覚し、「女子生徒が倒れたのは霊の仕業だ」といううわさが広がっている。
この日、体育館のトイレに集まった4人の女子生徒は、興味本位からか「鬼牽手」をやってみることになった。そしていざ実行してみると、1人が急に体に異変を覚え、さらに意識がもうろうとなって4人がいた体育館の上階から飛び降りようとしたため、ほかの3人が慌てて取り押さえたという。
またもう1人の生徒は耳元で老婆の声が聞こえて号泣し始めた上、胸の痛みが約1時間続いたそうだ。
ようやく事態は収まったと考えた4人だったが、その後運動会で全く関係のない生徒の1人が倒れ意識不明になるという事態が発生。この生徒のフェイスブックサイトには、お見舞いメッセージが多数書き込まれたが、その中に「生徒が倒れた日に『鬼牽手』をやった生徒がいる」という書き込みが。これを機に「霊がおとなしく帰らずに女子生徒に悪さをした」とのうわさが広がり、4人を非難する書き込みも増えていった。
この事態に学校側は、「倒れた生徒は『鬼牽手』にはかかわっておらず、倒れた原因は心臓に問題があったためだ」と迷信の打ち消しに奔走している。
なお台湾では「鬼牽手」のほか「碟仙」など霊を呼び出す遊びが小中学生を中心に根強い人気を保っており、これまでにも意識を失うなどの事故が多く発生しているそうだ。
専門家によると一種のヒステリー症状だというが、このようなオカルト遊びに子どもが興味を引かれるのは万国共通なのだろう。
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