ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年12月10日_記事番号:T00040916
尖閣諸島の領有権をめぐる衝突により、中国市場でシェアに影響を受ける日本メーカーの多くが東南アジアへの生産・販売拠点移転を検討する中、日本の大手鉄鋼メーカー、JFEスチール子会社のリバースチール(本社・横浜市、芝田誠社長)はこのほど、ベトナムに工場を保有する台湾の自動車用精密パイプ大手、萱華工業に5%の出資(約1,500万台湾元=約4,300万円)を行うことで契約を交わした。10日付工商時報が報じた。
リバースチールの芝田社長は、「日本メーカーの東南アジア市場進出に伴い現地での供給源が求められる状況となっており、両社のリソースを統合することで同エリアの自動車部品市場で積極的に商機獲得を目指したい」と語った。
また萱華工業の曹永文董事長は、「今回の提携でJFEから高級合金などの供給が受けられるようになるほか、ベトナムの日系メーカーを多く顧客に抱えるリバースチールからの受注振り向け効果も期待できる」と語った。その上で同社ベトナム工場の生産能力を2015年までに50%以上拡大し、1,500万トンまで引き上げる考えを示した。
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