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台塑石化、ガススタンド整備に不参加


ニュース 石油・化学 作成日:2007年12月3日_記事番号:T00004093

台塑石化、ガススタンド整備に不参加

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は1日までに、政府が環境対策の一環として進めているガススタンドの整備に参加しない方針を明らかにした。

 中央社電によると、同社の蘇啓邑総経理は「当初は興味を持っていたが、法令や環境保護などの条件が厳しすぎるため、不参加を決めた」と説明した。このため、政府の呼び掛けに応じたのは台湾中油だけとなった。
 
 行政院環境保護署は当初、2010年までにガススタンドを300カ所に設置する考えだったが、政府部内では目標達成は困難との判断から、2012年時点で150カ所に目標を下方修正した。ガス燃料車の普及には、ガススタンドの整備が不可欠なだけに政府は苦しい対応を迫られそうだ。

 蘇総経理は「ガススタンドの設置には厳格な環境基準に加え、住民の支持が必要だ。台北市では浜江街にガススタンドが3カ所あるが、場所が基隆河沿いで住民の反対がなかったから設置ができた」と述べ、住民の理解が得られないことも理由に挙げた。