ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

阿里山で観光バス横転、重傷4人


ニュース 社会 作成日:2012年12月11日_記事番号:T00040935

阿里山で観光バス横転、重傷4人

  人気の観光地、阿里山(嘉義県)を下山中の観光バスが10日午前10時ごろ省道18号線(阿里山公路)を39.5キロメートル走行した地点でブレーキが突然効かなくなり、ガードレールに車体をこすりつけたものの山壁側に傾き、横転した。ただ、運転手がとっさに「ブレーキが効かない。しっかりつかまれ!」と叫んだため、乗客14人のうち車外に投げ出された2人を含む4人が重傷を負ったが、死者はなかった。11日付蘋果日報が報じた。


乗客の1人は、事故発生後に車で通りかかった人々がバス車内から引きずり出し、病院まで重傷者を搬送してくれたので、被害が軽減されたと語った(10日=中央社)

 乗車していたのは運転手(38歳)のほか、シンガポール、マレーシアの家族3組(9〜80歳)から成る魯安旅行社の旅行ツアーと台湾人ガイド(60歳)。重傷のツアー客4人の命に別条はない。

 警察の調べによると、事故直前に時速40〜50キロメートルと法定速度の30キロを上回っていたことが運行記録計から分かった。ブレーキが効かなくなったことと関連性がないか調査を進めている。バスの車齢は11年で、今年9月18日に車検を通過。運転手は2006年に大型バスの免許を取得している。

 9日には新竹県尖石郷の山中でバスががけから転落し、13人が死亡、10人が重軽傷を負う事故が発生したばかり。2日連続での大型交通事故発生に馬英九総統は遺憾の意を示し、陳冲行政院長に事故再発防止の対策を命じた。