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世界人権デー行事、馬総統にバッグと靴投げ付け


ニュース 社会 作成日:2012年12月11日_記事番号:T00040941

世界人権デー行事、馬総統にバッグと靴投げ付け

 馬英九総統が10日、新北市の景美人権文化園区で行われた「世界人権デー」記念行事であいさつしたところ、市民からバッグや靴を投げ付けられ、やじが飛ぶ一幕があった。バッグは演壇手前で落ち、靴は護衛が手で払い落とし、いずれも馬総統には当たらなかった。11日付聯合報が伝えた。


警備員に囲まれる中、あいさつする馬総統(後方中央)。やじが飛ぶ中、冷静に人権の重要性を訴えた(10日=中央社)

 記念行事には国民党による戒厳令下での「白色テロ」による被害者とその家族170人が招かれ、馬総統はやじが飛び交う中、「互いに尊重し、寛容の精神を持たなければ、人権理念を実現できない」などと訴える原稿を最後まで読み上げた。

 警察の調べによると、靴を投げたのは政治的迫害の被害者を自称する男で、台湾独立派団体のメンバーだった。バッグを投げた人物は判明していない。

 馬総統に先立ちあいさつした龍応台文化部長にも「お前は台湾人じゃない」などとやじが飛んだ。