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機械設備の12年輸出額、前年割れか【図】


ニュース 機械 作成日:2012年12月11日_記事番号:T00040946

機械設備の12年輸出額、前年割れか【図】

 機械設備の11月輸出額は前月比10.2%減、前年同月比9.1%減の15億3,000万米ドル、1〜11月累計は前年同期比1.7%減の184億6,000万米ドルだった。業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)の王正青秘書長は、通年で200億米ドルの見通しで、昨年の211億米ドルに届かない恐れがあると語った。11日付工商時報が報じた。

 王TAMI秘書長は、機械は受注から出荷までほかの業界より時間がかかるため、経済状況を遅行して反映すると指摘した。これに加え、対米ドル台湾元高、中国市場の減速を11月のマイナス成長の理由に挙げた。

 1〜11月の輸出額をみると、最大の輸出先、中国向けは9%減少した。インド向けは21%、ブラジル向けは25%減少した。一方、タイ向けが35%、インドネシア向けが14%増えた。日中関係の緊張から日本企業が両国への投資を拡大しているためだ。また、一部企業がカンボジアへの輸出を増やしており、経由地のシンガポール向けが33%増えた。