ニュース 電子 作成日:2012年12月12日_記事番号:T00040980
シャープは11日、5インチのフルハイビジョン(HD)ディスプレイを搭載したスマートフォン「AQUOS SH930W」を台湾で発売した。同機種は鴻海科技集団(フォックスコン)が受託生産し、同グループの関係企業とされる康法科技(Commtiva Technology)が代理販売を手掛ける。シャープへの出資交渉が依然まとまっていない鴻海だが、大型テレビ、スマートフォンと、両社共同開発による製品の市場投入が相次いでいる。12日付中国時報が報じた。
康法科技の鄭礼崧総経理によると、同社は来年以降シャープとの提携を拡大し、マレーシア、シンガポール、インドネシアでもシャープのスマートフォンを投入していく構えだ。
鴻海の郭台銘董事長はこれまで自社ブランドの運営についてあいまいな姿勢を示しているが、同グループ幹部の1人は「ブランドを保有することで顧客との関係に微妙な影響を受ける。しかし受託業務のみにとどまれば発展の余地は限られる」と難しい立場にあることを説明した上で、「通信キャリアとの提携や、ブランドメーカーの代理業務が重要となる」と語っている。
なお鴻海が7月に出資した堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)でシャープと共同開発を進めていることについて業界では、「鴻海がブランドを獲得したに等しい」との声も出ている。
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