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iPhone5予約殺到、2カ月待ちも


ニュース 電子 作成日:2012年12月12日_記事番号:T00040982

iPhone5予約殺到、2カ月待ちも

 アップルのスマートフォン新製品「iPhone5」の台湾発売を14日に控え、通信キャリア大手3社は11日、通信プランを発表した。先週開始した予約はすでに40万台を超えたもようで、全員の手元に渡るには1~2カ月かかるとみられる。アップルは来年6月にも「iPhone5」のモデルチェンジ「iPhone5S」や、廉価版iPhoneを発売するとの観測が出ており、新機種への乗り換えが手軽な1年契約プランが人気を集めそうだ。12日付経済日報などが報じた。

 iPhone5は、16ギガバイト(GB)、32GB、64GBの3機種で黒と白の2色展開だ。

 通信3社が発表した料金プラン(2年契約)は、本体価格無料の場合、月額基本料金が最も安いのは台湾大哥大(タイワン・モバイル)の16GB機種1,667台湾元(約4,700円)で、次いで中華電信が1,749元、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)が1,758元となっている。

 本体のみでは中華電信が既存顧客向けの買い替えプランとして、▽16GB、2万1,900元▽32GB、2万5,500元▽64GB、2万8,900元──で販売する。このほか本体価格を上乗せした1年契約など、各社は多様なプランを用意している。なお、月額使用料を押さえたい場合は、遠伝の598元プランが最も安い。ただ、本体価格が16GBで1万5,400元必要になる。

3社の予約台数、40万台以上

 通信大手3社のうち、予約台数が最も多いのは中華電信で、すでに30万台突破したとみられる。これはiPhone4Sを上回る予約台数だ。遠伝は予約開始後2日で6万台、台湾大哥大の数字は明らかにされていないが、3社合わせて40万台以上とみられている。しかし、台湾への第1段割り当て数は、1社当たり3万~5万台とみられており、全社合わせても10万~15万台のため予約者全員の手元に渡るまでは1~2カ月を有する見通しだ。なお、中華電信はすでに予約受付を終了させている。

iPhone5S、6月発売?

 投資銀行の米ジェフェリーズのアナリスト、ピーター・ミセク氏は、アップルが来年6~7月に「iPhone5S」を発売するとの観測を示した。IGZO(酸化物半導体、イグゾー)液晶パネルを搭載した「Retina+ディスプレイ」で、近距離無線通信規格(NFC)を搭載。容量は128GBまで拡大、6~8色展開するというものだ。

 また、同時期に廉価版iPhoneを200~250米ドルで発売すると予測。ただ、粗利益率が低下する恐れから社内で発売の合意が得られていないと指摘した。一方、iPhone6の原型が流出し、4.8インチディスプレイで、次世代中央処理装置(CPU)「A7」を導入するとの見方も示した。

 ミセク氏このほか、来年6月に第5世代「iPad」、9~10月には期待のスマートテレビ「iTV」を発売するとの予測も示した。

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