ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

人民元業務、「香港以上」要求=彭中銀総裁


ニュース 金融 作成日:2012年12月13日_記事番号:T00040989

人民元業務、「香港以上」要求=彭中銀総裁

 中央銀行の彭淮南総裁は12日、立法院での質疑に出席し、人民元業務の解禁に向け、香港よりも大幅な開放を目指し、最低でも香港並みの開放を確保する方針を強調した。特に企業の貿易代金決済については、金額上限が撤廃され、香港を上回る開放になるとの認識を示した。13日付経済日報が伝えた。

 一方、一部の銀行のオフショア銀行部門(OBU)が年3%という高金利で人民元預金を集めていることについて、彭総裁は「資金を消化する先がないまま、高金利で預金を集める行為は健全経営の原則に反する恐れがある」と述べた。

 中台間では為替清算の始動に向け、中国側が中国銀行台北支店を人民元の清算行として指定した。これを受け、中銀は中国人民銀行(中国の中央銀行)と清算協定に調印する予定で、彭総裁は「調印から1カ月以内に人民元預金などの業務を開始できる。早ければ早いほどよく、春節(旧正月)前を目指したい」と述べた。