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SIS、メモリモジュール分社で黒字転換期待


ニュース 電子 作成日:2007年12月3日_記事番号:T00004100

SIS、メモリモジュール分社で黒字転換期待


 チップセットのセキ統科技(シリコン・インテグレーテッド・システムズ、セキは石へんに夕)は、11月初旬にメモリモジュール販売部門を「昱聯科技」として分割・独立させたことにより、業績の黒字転換を期待している。1日付経済日報が報じた。

 同社製品の売上比率は現在、パソコン用チップセットが約80%で、メモリモジュールが約20%。今年9月は過去最高の8億9,400万元(約30億7,000万円)の売上高を記録したが、メモリモジュール価格の低迷により、第1~3四半期は粗利益率が過去最低の2.59%となって純損失15億1,700万元を計上した。

 昱聯の分社により、メモリモジュールの売上高・利益は来年1月から昱聯に転化される。セキ統では、「短期的には売上高が低下するが、粗利益率が向上する」と、業績改善を狙っている。

 セキ統は11月30日、昱聯への6,000万元の増資を発表した。これにより、昱聯が株主から集めた「実収資本金」は約1億7,500万元となった。セキ統の昱聯への出資比率は33%で、最大株主だ。