ニュース 電子 作成日:2012年12月13日_記事番号:T00041002
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は12日、スマートフォン向けクアッドコアのSoC(システム・オン・チップ)「MT6589」を発表した。13日付自由時報が報じた。
「MT6589」搭載のスマートフォンは中国のTCL集団、聯想集団(レノボ)、中興通訊(ZTE)などが相次いで発売する見込みだ。ソニーモバイルコミュニケーションズや宏達国際電子(HTC)も採用に向けテスト段階だ。発表会にはTCLのほか、インドネシアのテルコムセルやロシア、インドの携帯電話ブランドも出席した。メディアテックはクアッドコアがスマートフォン向けチップの3割を占め、新興市場向け出荷が来年世界の3〜4割まで倍増すると見込む。
「MT6589」は、1台の端末で2つの電話番号を使えるデュアルSIM対応、かつWCDMAとTD−SCDMA両方式に対応する世界初のクアッドコアのSoCで、省電力かつ裸眼3D(3次元)映像表示など高性能を実現する。
販売価格1,000〜1,500人民元(約1万3,000〜2万円)の端末をターゲットにしており、デュアルSIM対応機種価格が来年500人民元下落する見通しだ。クアルコムも来年第2四半期にクアッドコア製品を発売するが、価格性能比(コストパフォーマンス)で及ばないとみられている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722