ニュース 電子 作成日:2012年12月13日_記事番号:T00041003
バークレイズ・キャピタル証券はこのほど、米アップルが今後、タッチパネル技術で現在主流のGG(ガラス+ガラス)方式から、OGS(カバーガラス一体型)方式ではなく、GF(ガラス+フィルム)またはTOL(タッチ・オン・レンズ)方式へと移行する方針だと指摘し、OGS製品を主力とする勝華科技(ウィンテック)がアップルのサプライチェーンから外れるとの見通しを示した。13日付経済日報が報じた。
バークレイズ証券ハイテク産業アナリストの葉婉屏氏は、「ハイエンド・ハンドヘルド製品においてライバルからの脅威に直面するアップルは、製品のさらなる薄型軽量化が求められるが、OGS方式のタッチパネルはコストが低い一方で強度不足という問題を抱える」と指摘。その上で今後アップルがOGS方式を採用する可能性は低いとし、ウィンテックが来年下半期に9.7インチiPadの受注を失えば業績に大きなダメージを受けると指摘した。
このほか葉アナリストは、同業大手の宸鴻集団(TPKホールディング)は第4.5世代工場を利用しているのに対し、ウィンテックは第3世代工場でOGSタッチセンサーを生産しており競争力が低いと指摘した。
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